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(本文1段落目のドル円相場に関する記述を削除し、見出しを訂正します)
[東京 5日 ロイター] - きょうの東京株式市場は、軟調な展開が想定され
る。前日の米国市場では、低調な経済指標の結果を受け景気の先行き不透明感が強まり、
主要3指数が下落した。この流れで、東京市場でも売りが先行するとみられている。
日経平均の予想レンジは2万8000円─2万8200円。
米労働省が4日発表した2月の雇用動態調査(JOLTS)は、求人件数が約2年ぶり
の低水準となり、労働市場が冷え込みつつある可能性が示された。また、商務省が発表し
た2月の製造業新規受注は前月比0.7%減少し、2カ月連続のマイナスとなった。この
ところの軟調な経済指標を受け、米景気の先行き不透明感が強まったことで、主要3指数
は下落して取引を終えた。
きょうの日本株市場は、米株安を受け、売りが優勢になるとみられている。日経平均は
直近3営業日で約500円程度上昇していたことから、利益確定の売りも出やすいとみら
れ、相場の重しとなりそうだ。
大和証券の坪井裕豪シニアストラテジストは、「日本株は足元で堅調に推移していた分
、利益確定の売りなどに押され、節目の2万8000円を割り込む場面もありそうだ」と
指摘。全体的に調整色の強い展開となるとみられるが、「医薬品や小売りなどの内需株は
相対的に選好されやすい」(坪井氏)との見方を示した。
きょうは米国で3月のADP雇用報告や2月の貿易収支、3月のISM非製造業景気指
数が発表される。
前営業日終値 年初来高値 年初来安値
日経平均 28287.42 28734.79 25661.89
+99.27 2023/3/9 2023/1/4
シカゴ日経平均先物当 28090(円建
限 て)