[東京 30日 ロイター] - <13:15> 日経平均は下げ幅拡大、400円超安 四半期末需給の支え「一過性 」の声 日経平均は下げ幅を拡大しており、400円超安に下落している。時間外取引の米株 先物が軟調に推移しており、相場の重しになっている。 四半期末の金融機関によるリバランスに伴う買い需要への思惑があったが「経済の先 行きへの警戒感は根強く、一時的な支えには過度に期待できない」(国内証券)との声が 聞かれる。 業種別では、鉱業や非鉄金属、精密機器、海運業などが下げ幅を広げているほか、陸 運業や小売業、サービス業などがマイナス転換した。 <11:50> 前場の日経平均は続落、世界景気懸念や弱い鉱工業生産が重し 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比243円55銭安の2万6561円0 5銭と、続落した。世界の景気後退が引き続き警戒された。朝方に発表された5月鉱工業 生産が予想以上に弱かったことも重しになった。 日経平均は、続落して始まった後も上値は重く、徐々に下げ幅を広げた。一時、前営 業日比295円52銭安の2万6509円08銭に下落した。世界景気後退への警戒感は 根強く、時間外取引の米株先物の軟調な推移が相場の重しになった。 為替はドル/円が136円台半ばで前日に比べ円安寄りだったが、自動車や機械など 輸出関連は軟調な銘柄が目立った。5月鉱工業生産の結果が想定以上に弱く「部品不足か らの回復への期待がしぼんだ」(国内証券)との見方が出ていた。 市場では「米国での半導体関連株の下げが日本市場に波及し、指数の重しになってい る。米個人消費支出(PCE)デフレーターの発表を前に、警戒感もあるようだ」(三木 証券の北澤淳商品部投資情報グループ次長)との声が聞かれた。 前日の米国市場では、フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)が2.2%安とな り、日本市場でも値がさの半導体製造装置関連株が総じて大幅安となった。東京エレクト ロンとアドバンテストの2銘柄で、日経平均を65円程度押し下げた。 TOPIXは0.65%安の1881.34ポイントで午前の取引を終了。東証プラ イム市場の売買代金は1兆2732億6300万円だった。東証33業種では、値上がり は繊維業や陸運業、建設業など12業種で、値下がりは鉱業やその他 金融業、石油・石 炭製品など21業種だった。 個別では、トヨタ自動車がさえなかった。ファナックやINPEX 、川崎汽船も軟調だった。一方、JR東日本、高島屋 はしっかり。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが668銘柄(36%)、値下がりは110 6銘柄(60%)、変わらずは64銘柄(3%)だった。 <10:58> 日経平均は下げ幅拡大、想定以上に弱い鉱工業生産が重しに 日経平均は200円超安へと下げ幅を拡大している。為替は前日より円安方向だが、 自動車や機械など輸出関連株で軟調な銘柄が目立つ。5月鉱工業生産の結果が想定以上に 弱かったことが重しとなっており「部品不足からの回復への期待がしぼんだ。見通しは悪 くなかったが、市場は懐疑的にみているようだ」(国内証券)との声が聞かれる。 5月鉱工業生産指数は、予想から大きく下振れて前月比7.2%低下した。中国のロ ックダウン(都市封鎖)で部品調達に影響が出たことで自動車など幅広い業種で生産が下 押しされ、2020年5月以来の大幅な下げとなった。生産予測指数は6月が前月比12 .0%上昇、7月が同2.5%上昇が見込まれている。予測指数は上振れする傾向がある ため、補正した試算では6月は前月比4.9%上昇となっている。 東証33業種では、値下がりは鉱業や石油・石炭製品、その他 金融業など25業種 で、値上がりは繊維業や水産・農林業、陸運業など8業種となっている。 <10:05> 日経平均は安値もみ合い、米株先物軟化も株価を圧迫 日経平均は安値もみ合いで、2万6600円台前半で推移している。いったん戻り歩 調となったものの、再び下押す展開。時間外取引で米株先物が軟化していることも株価を 全般的に圧迫した。 市場では「大きな材料が見当たらない中、5月の鉱工業生産が想定以上に悪かったこ とが影を落とした。悪材料が反映されやすい地合いとなっている」(野村証券・投資情報 部ストラテジストの神谷和男氏)との声が聞かれる。 <09:05> 日経平均は続落、鉱工業生産悪化を嫌気 シカゴ先物価格下回る 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比51円32銭安の2万6753円 28銭と、続落してスタート。月末とあって売り買いともに手控えが想定されていたが、 寄り付き前に発表された5月鉱工業生産指数が想定以上に悪化したことが嫌気され、シカ ゴ日経平均先物価格を下回る動きとなっている。 24年ぶりに137円台となったドル高/円安の動きから、輸出関連株の動きが注目 されたものの、総じて軟調な始まりとなった。ただ、売り一巡後は全体的に戻り歩調とな っている。 経済産業省が30日発表した5月鉱工業生産指数速報は前月比7.2%低下となった 。2カ月連続の減少。ロイターの事前予測調査では同0.3%低下と予想されており、こ れを下回った。 <08:20> 寄り前の板状況、エクシオGは買い優勢 ネクソンは売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気配 売気配 終値 率 配 1 エクシオグループ 24% 2,621 2,620 2,621 2,121 2 ニッコンHLDG 23% 2,635 2,635 2,635 2,135 3 北越コーポレーション 21% 850 849 850 700 4 宮地エンジニアリンググループ 5 フルサト・マルカHLDG 20% 2,975 2,974 2,975 2,475 6 モリタHLDG 19% 1,614 1,614 1,614 1,352 7 ニチハ 19% 3,120 3,120 3,120 2,620 8 C&FロジHLDG 19% 1,250 1,250 1,250 1,050 9 リログループ 19% 2,650 2,649 2,650 2,229 10 鹿島建設 17% 1,800 1,799 1,800 1,533 売り優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気配 売気配 終値 率 配 1 ネクソン -17% 2,435 2,435 2,435 2,935 2 HOYA -16% 10,005 10,005 10,005 11,850 3 ダイワボウHLDG -15% 1,522 1,522 1,522 1,800 4 ノジマ -12% 2,500 2,500 2,500 2,840 5 LITALICO -10% 2,000 2,000 2,000 2,212 6 セイノーHLDG -9% 1,002 1,001 1,002 1,106 7 大豊工業 -9% 629 628 629 691 8 IDEC -9% 2,547 2,546 2,547 2,794 9 アルゴグラフィックス -8% 3,000 3,000 3,000 3,250 10 パーソルHLDG -7% 2,251 2,250 2,251 2,421 (
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